息子が小児がんになりまして。〜始まりの話と、レモネードスタンド〜

初めまして
のり(7歳・女の子)たけ(5歳・男の子)の母、noritakeです。


突然ですが、昔々ではなく今の今のお話。
この富山県に、サッカーの大好きな4歳の男の子がいました。


小さな頃から嘔吐や高熱が続き、困っていました。
何度も病院には行きましたが、お医者さんからの答えはいつも「胃腸の弱い子」でした。

ある日、お姉ちゃんの眼科について行った時のことです。
男の子も「目がかゆ〜い」と言うので、軽い気持ちで診てもらったところ、まさかのまさか…
「左目が見えていない可能性があります」との診断。


3歳半健診では異常なかったのに、何故???
後日、大きな病院で検査したところ、結果は全く想像もしなかったものでした。


「脳に大きな腫瘍があります」

これは去年、突然起こった本当のお話です。
がんの告知後すぐに長い入院生活と、後遺症による障害児としての日常が始まりました。


前置きが長くなりましたが「小児がん」ってご存知ですか?
15歳未満の子のがんの総称で、年間約2,000人〜2,500人ほどがかかってしまいます。


白血病が有名ですが、息子のかかった脳腫瘍は富山県の場合、年間10人いるかいないか…だそうです。
小児がんは大人と違って診断も難しく、進行も早いです。
その上、手術したら完治という訳にもいかず、息子の場合は一生薬が必要なうえ、左目は失明してしまいました。

でもね、たくさんの方のおかげで、今は誰がどう見てもただのやんちゃ坊主なんですよ。
毎日、姉弟で虫探しや喧嘩、うるさいくらい騒いでも、やっぱり元気ってありがたいと思わせてくれます。
これは、進歩し続ける医学の力のおかげです。


レモネードスタンドとの出会い

数ヶ月ほど前にテレビで「ぼくはレモネードやさん」という絵本を知りました。
それは、3歳で息子と同じ脳腫瘍になった男の子のお話。
9歳になった主人公が、小児がんを知って貰う活動や小児がんを支援するレモネードスタンドを開くというストーリーでした。

現在12歳、今も元気に活動されてます。


では、なぜレモネードなのか?
それはアメリカのアレックスちゃんのお話から。


アレックスちゃんは1歳前に神経芽細胞腫という小児がんにかかり、8歳でお空に行った子です。
闘病中の4歳からお空に行くまで、「がんと闘うこどもたちのために治療薬の研究が進むように、レモネードを売ってそのお金を病院に寄付したい」と自ら活動を始めたそうです。


こんな小さな子達が、病気と闘いながら自分じゃない誰かのために、頑張っている。
もう、涙が止まりませんでした。



そこで母として一念発起!
リボンFromとやまさんの協力を経て、「なんと キッズ ライツ フェス | 子どもの権利条約ファーラム2020in南砺」にてレモネードスタンドを開催することになりました。



困った時、一人では弱くても、「誰か」の応援があれば強くなれる。
その「誰か」が多ければ多いほど力になる、今度は自分も違う「誰か」を応援できる。
応援してるうちに、自分も強くなれる。
そう思ったのです。



noritakeレモネードスタンドのテーマは
★ cheer for child cancer ★
「小児がんの子を応援しよう!」
です。

初めてのレモネードスタンドOPEN!

待ちに待ったレモネードスタンド当日は、気持ちのいい秋晴れ。


リボンFromとやまさんのおかげで、レモネードは無事完売‼︎
小児がんを知ってる人も知らない人も、ハンデのある人もない人も、たくさんの方々から励ましの言葉を頂きました。


恐竜の募金箱も好評で、たくさんの方々から愛ある支援を頂きました。
そして我が子達も、思う存分楽しめた2日間でした。
皆さんに出会えた事に感謝して、「noritakeチャリティー第二弾」も計画中です♪


応援は頑張る力になり、そして笑顔に繋がります。
そんな見えない「誰か」との応援の繋がりができたらいいなと思ってます。
子供達みんなの笑顔のために…


リボンFromとやま

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