“発達グレーっ子”?ちょっと気になる長女のはなし
こんにちは!
ハンデがあってもハッピーに子育て「Kanon.(カノン)」のリナです♡
今回は、診断はハッキリと受けていないけれど、“発達グレーっ子”なちょっと気になる長女(現在小学4年生)のお話をしたいと思います。
小学校入学前の就学時検診がすべてのきっかけでした。
体育館で和気あいあいとお喋りしながら、我が子が検診から戻るのを待つお母さん方をよそに、私は1人ソワソワして落ち着きませんでした。
「私から離れて1人で検診なんて大丈夫かな?
どうか何事もなく終わりますように。」
しかし、不安は的中しました。
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「Kさんのお母さん、娘さんの事で少し宜しいでしょうか?」
優しい印象の教頭先生に声をかけられ、支援学級と思われる部屋に向かいました。その教室までの廊下は冷たく、長く、私の足どりも重く感じました。
お母さん方のお喋りをしている声が体育館から聞こえてきましたが、まるで知らない国の言葉のようでした。
ガラッと教頭先生が扉を開けると、目に涙をいっぱい浮かべた娘がおそらく知能検査であろうテストの再テストを受けていました。
少し様子を見ていましたが、ガチガチに緊張していて、さらに私を見つけて安心したのか涙があふれてしまった娘には、目の前の質問は全く彼女の耳には入っておらず、
「こっち!」
と、当てずっぽうで答えているであろう問題はすべて不正解でした。
『改めて、連絡します。』と教頭先生からお話しがあり、後日、娘の幼稚園に連絡が行き、その後私たち親子は、別の小学校に再検査→市民病院に診断を受けに行きました。
教育委員会からくだされた進学は、
「特別支援学級」
集団での教育、つまり普通学級では難しいでしょうとの判断でした。
その通知を聞いた瞬間ズドーンと、崖からつき落とされた気がしました。
就学時検診をきっかけに、もし我が子に障害があるようなら、、、 と居ても立っても居られない気持ちで小児神経科を探して必死に状況を説明し、予約を取り受診しました。
検査の結果は『言語、知的障害グレー』。
つまり「普通と知的障害の間ですよ」という事です。
障がい者ではない。でも、何のサポートもなく普通の中でやっていくにはしんどい…。
私は、彼女に本当に申し訳ない事をしたと反省しました。
小学校受験の練習のため、塾に通わせ成績が悪いと叱りました。
習い事のピアノも何でうちの子だけ上手く出来ないの?と、その度に何度も何度も厳しく教えました。
また同年代の子が流暢にお話しが出来たり、我が子より落ち着きがあって、色々出来るのを見て一喜一憂ばかりしていました。
周りの子ばかりみて、
我が子と比べるばかりして、
娘自身をちゃんと見てあげられてなかった。
ごめん。本当にごめんね。
あなたは、あなたのままでいいんだよ。
今までどんなにつらかったんだろう。
そんな思いをよそに娘は毎日キラキラとした笑顔で、笑いかけてくる。話しかけてくる。幼い、不器用な言葉で。
それからは、しばらく言語療法の療育に通いながら、マイペースに小学校入学に向けてお家でも少しずつ少しずつトレーニングを頑張っていました。
小学校就学時検診で指摘を受け、思い切って専門の病院に受診したおかげで、娘にとって苦手な部分も分かり、今までのモヤモヤが少し晴れました。
そんな娘も、今は小学4年生。
お友達と遊ぶこと、読書と絵を描くのが大好きな女の子。
国語と算数のみ支援級でサポートしてもらいながら、基本は普通級で過ごしています。
これからも将来の不安はたくさんあるけど、先のことは悩んだって仕方ない。今は娘のペースでたくさん褒めて伸ばそう!
他人と比べない。
そして期待はしないけど、希望は絶対に捨てないように。
娘はいつだって私の大切な大切な宝物だから。
Kanon.のInstagramにもよく、発達障害や知的障害などはっきりと診断は受けてはいないけれど、気になる…というママさんからのメッセージもいただきます。
私はプロではないので適切なアドバイスは出来ませんが、同じように悩みながら子育てしている1人です。
そんな私が一つだけ言えることは、
「あなたもお子様も決して1人ではない」という事です。
もしも1人で不安に思うママがいたら、ママスキーハウスで月1回、Kanon.(カノン)主催のママ会を開催しているので、気分転換にぜひ遊びに来てくださいね☆お子さんが学校や園に行っている間にママだけでの参加も大歓迎です♡
富山のインクルーシブ子育て応援 Kanon.
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