ハンデっ子息子の付き添い入院レポ~息子の入院中にコラム書いちゃいました vol.3(最終回)~
こんにちは。
息子の合併症の手術のため、付き添い入院をしていたママです。
大きな手術後筋力が落ちて自分で立つことも難しかった息子でしたが、数日経つ頃には病院内を闊歩(かっぽ)するくらいまでに回復し、術後2週間で無事退院となりました。
本当に子どもの回復力って早い★
自宅で数日静養をとったあと、お天気の良い日に久々に公園に連れて行きました。
元気そうに見えますが体は弱っているので、ほんの僅かな時間しか遊ばせてあげられません。それでも約3週間ぶりの公園でのお散歩は満足そうでした。
何気ない日常の一コマですが、とても愛おしく感じました。
「受援力(じゅえんりょく)」のススメ
今回、ハンデっ子息子の入院にあたり、息子を取り巻く環境に想定外の出来事が起こってしまいました。しかるべきところに相談するも、期待した回答が得られず、入院前から途方に暮れている状態でした。
そんな時、何気なく知人に愚痴をこぼしたところ、問題解決の糸口となり得るかもしれない「助け」を借りられる事になりました。それをきっかけに、病院のお医者さん、看護師さん、社会福祉の立場からサポートしていただける医療ソーシャルワーカー(MSW)さん、障がいがある子のママさん達など、色々な方々と問題を共有することで更なるお力添えやアドバイスなどを頂くことができました。
残念ながら、根本的な解決には至らなかったものの
「現状どうすれば問題を打破できるのか?」
皆さん真剣に考えてくださり、その結果、最悪の事態を回避する事が出来ました。
「受援力(じゅえんりょく)」という言葉を聞いたことがありますか?
受援力とは、困っているときに助けを求め、援助を受け入れる力のことです。
ハンデっ子ママに限らず、「何とか周りに頼らないでやらなくては!」とか、「なんでも自分でやらなくては!」と必要以上に背負い込んでいるママ達もいるのではないでしょうか?
何か困難が生じているのであれば、自分だけで悩まず周囲の人に
「助けて欲しい!」
「力になって欲しい!」
と声を上げて訴えることの大切さに気付いてください。
今回、私は身を持って声を上げることの大切さを知る事が出来ました。
知らず知らずのうちに苦しくなる前に、周りの人に「助けてください!」と言えることができれば、きっと、きっと誰かが救ってくれます。
「世の中、捨てたものじゃない!」ですよ♡
障がいがある人もない人も
共に生きる社会を目指して
5月9日(日)に、太閤山ランドにて開催されたママスキーパーティにおいて、「リボンfrom富山」さんの福祉ブースで「難病や障がいがある子とその家族について」知っていただくためのリーフレットを配布しました。
イベント当日は残念ながら、ハンデっ子ママ達が子どもの体調不良や自身の体調不良で欠席せざるを得なくなる状況でしたが、ありがたいことに、富山短期大学の明柴先生並びに、生徒さん達がママ達の思いを引き継いでくださり、来場者の方々にリーフレットを精力的に配っていただきました!
▲イベント開催時の様子。
今回作成したリーフレットは、「心のバリア」に焦点を当て作成しました。
「難病や障がいがある子やその家族」に対する先入観(かわいそう、いつも大変そう、障がいのある人は〇〇できない等)、無理解から発せられる心無い言葉、差別意識、無関心など、難病や障がいがある人を受け入れようとしない「心のバリア」が残念ながら存在します。
知らないことは「誤解」を生みます。
その「誤解」は「偏見」を生みます。
その「偏見」は「差別」を生みます。
今回作成したリーフレットを通して、私たちが「ごく普通の家族である」こと、そして、「決して特別な存在ではない」ということを知っていただけたら嬉しいです。
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富山のインクルーシブ子育て応援 Kanon.
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