富山初!インクルーシブ遊具体験レポ!
こんにちは。
障がいがある子のママやってます!
低緊張(自分の体を支えるための筋肉の張りが弱い)がある息子は体が柔らかく、運動発達は健常の子にくらべるとすごくゆっくりです。県リハビリテーション病院で理学療法(身体機能に対するリハビリ)を受け、2歳半頃ようやく「ひとり歩き」をし始めました。4歳近くなる今でも立位バランスに問題があるため、公園などで起伏のある場所を歩かせるなどして、るゆーく運動(訓練)をさせています。先日、息子と一緒にインクルーシブ遊具を体験してきたのでレポートしたいと思います。
富山初!インクルーシブ遊具が登場!
9月1日に富山県空港スポーツ緑地ゲートボール広場にインクルーシブ遊具3台が設置されたインクルーシブ公園がオープンしました。緑地の公園管理者である造園会社さんが障がいのある子の保護者などから「障がいのある子どもが安心して遊べる場所がない」などの要望を受けて県に申請し、試験的に設置されることになったそうです。
この事業には、現場の視点やアイデアで事業を試行できる「サンドボックス枠」という令和3年度当初予算が活用されています。
インクルーシブ遊具って何?
インクルーシブ(Inclusive)とは、日本語で言うと「包括的な」「包み込むような」という意味があります。
インクルーシブ遊具は、身体能力、体格差、年齢、性別に関係なく誰でも遊べるということをコンセプトに設計されています。地上から手の届く範囲に遊べる仕掛けもあり、車いすに乗ったまま遊ぶこともできるので障がいがある子も、そうでない子も分け隔てなく一緒に楽しく遊ぶことができます。
インクルーシブ遊具設置場所
富山きときと空港そば、富山市南部の秋ケ島にある富山県空港スポーツ緑地ゲートボール広場に遊具が設置されています。
すぐ横には駐車場(57台)があり、遊具へのアクセスは比較的簡単となっています。多目的トイレやおむつ交換ができる場所も遊具近くにあります。ただ、自動販売機が近くに見当たらなかったので、飲み物を持参されるのが良いと思います。
屋根付き休息エリアが2か所あり☆
☆3つの遊具の紹介☆
その1.3連サポート付ブランコ
一般的な公園で見かける普通のブランコ2座と、サポート付きブランコ1座となっています。
自分の体を支えるのが苦手な子はサポート付きブランコでたのしめます♡
サポート付きブランコの乗り方はとっても簡単でした。金具を上にずらしてロックを外し、黄色の安全パーツを上にあげます。乗ったあと、安全パーツを下げてかチャッと音がしたらロック完了です。
その2.オムニスピナー(回転遊具)
子ども同士が向き合って座る回転遊具です。車いすの子でも乗り移りやすいように低く設定されています。(背もたれがない部分は大人の膝丈くらいの高さです。)
寝そべられる広さがあるので、姿勢の保持が難しい子でも一緒に楽しめます。
知らない子同士でも順番に回したり回されたりして自然に遊べるような遊具です。
ゆっくりとした速度でしか回らない構造になっているので、小さい子でも安心して楽しめそうです☆
その3.プレイポートワンダーインクルーシブ
2つの滑り台が付いた複合遊具です。
スロープが付いているので、車いすのまま遊具にアクセスできます。
滑り台はベロスライダー(全方向型の滑り台)とモーグルヒル(起伏のある大きな斜面遊具)の2台。
モーグルヒルは半透明で凹凸があるのが特徴です。幅も広いので2-3人くらい同時に滑って楽しめるため、自分たちのペースで遊ぶことができそうです。
滑り台下には、たくさんの人がいる場所でパニックになりやすい子が落ち着くためのスペースが設けられています。
モーグルヒルの滑り台の裏面は光が透過するので、滑っている子の影をみて楽しむという間接的なかかわり方をすることもできます。
障がいがある子もない子も一緒にあそびませんか?
インクルーシブ遊具の試験設置の期間は9月1日から10月末までとなっています。
9月18日㈯と10月16日㈯には参加無料の「インクルーシブキッズフェスタ」が開催予定です。
日常生活において障がいがある子と実際にかかわる機会や接点が少ないので、障がいがある子やその親に出会ったとき、どのように接したらよいかわからず戸惑ってしまう方がおられるかもしれません。
ですが、心配ご無用です!
障がいのある子もない子も同じ遊具を共有して遊ぶことで、自然と交流が生まれていくものだと思っています☆
是非、この機会に障がいがある子もない子も一緒にあそんでみませんか?
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富山のインクルーシブ子育て応援 Kanon.
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